初めて仕事をして得たもの ~駆け出しエンジニアの成長記録~

近藤 嗣春 近藤 嗣春
WEBプロダクション・コーダー
公開日:2024/12/03
みなさんこんにちは。

24年4月からWEBプロダクトチームに新卒入社した近藤です。

今回から月一でその月あったことをレポートにまとめていきます。

知識共有もそうですが、"その月学んだこと"を書くのでジャンルがごちゃ混ぜかもしれません。。

所感の部分が多いかもしれませんが、ただの感想文にならないように試行錯誤しながら書いていくので何卒よろしくお願いします。


4月から7月を軽く総まとめ


このシリーズは月のまとめを書いていくため、ひとつひとつを深掘りすることは基本ないのですが、初号ということもあり、前の経験も含めて学びになることが多いので、初めに、今まで学んだことを要点でまとめていきます。

  1. 物件王について

  2. 社会人として

  3. 物件王に働くということ

  4. コーディングで気を付けること

  5. PHP, Laravelという存在


物件王について


入社してすぐは基礎研修などを受け、物件王の強みについてや不動産、建築業界の現状などを学びました。

詳しくは下記のレポートで触れているので割愛しますが、とにかく知らない世界すぎる感覚が強かったです。

あとは物件王の唯一無二感は入社前から感じていましたが、より感じるようになりました。

社会人として


入社から半年間、業務と並行して"新入社員研修"というものにも参加していました。そこでは様々な社会人知識を学びました。

ビジネスマナー講習だけでなく、どちらかというと、社会で生きていく上で大切なことを中心にした内容が多いと感じました。

4点ピックアップしてまとめていきます。

社会人マナー


上座と下座の存在

基本、目上の方が奥であったり、エレベーターは目下の者が初めに乗るであったり、タクシーに乗る順など。

敬語

基本の尊敬語・謙譲語・丁寧語。文章で書くときに気をつけること(メールなど)。

クレームなどの対応をするとき

どれだけ相手をヒートアップさせずに対話を試みることができるかと話す内容や順序、言葉選び。

コミュニケーション

チームアップする際に連携が取りやすいコミュニケーションを心がけ、タスクを終わらせることだけではなく、一緒に仕事をする人間としてやり取りできるか。

思考力

柔軟かつ俯瞰して物事を見分けたり、必要な情報を取得し伝播させる力。

メンタルコントロール

自己分析やロールモデルなどの自分の指針となることをいくつか持つこと。

などが、大まかに学んだこと達です。

 

物件王で働くということ


入社して半年が過ぎ、改めて物件王で働いていて感じたことをお話ししていきます。

  • 自由度の高い職場環境でみんながどれだけ思いやりを持って職務に取り組めるか。

  • 受諾と妥協と疑問を同時に抱える部分で言えば、ある意味難しい環境かもしれない。


…とまとめていますが、物件王はかなり自由度の高い会社かなと入社して思います。

毎日あげる日報などでは、雑談も交えてコミュニケーションが取れていたりします。

仕事用で使うチャットワークというツールにも、気軽に話せる場があったり、社内の人間の距離感を深めたりと、お互いの理解を深めあう取り組みがなされています。

もちろん、職場環境は人それぞれ感じ方が違うので、一言で「アットホームです」と言うのも難しいです。言葉の捉え方も多様ですし、全ての人に当てはまる職場なんて、なかなかありませんよね。

ですが、先輩後輩関係なく、それぞれ個人が気持ちよく働けるような取り組みがなされていると思います。

ですから好きなことも続けながら働くことができる、もしくはしやすいんじゃないかと思いました。

そのためにも、信頼や信用が必要になるわけで、やはり日常のコミュニケーションは欠かせないと思います。

コーディングで気を付けること


実務や研修などで自分が感じたコーディングする際に気をつけなければならないことをお話しします。

  • クラス名などを誰が見ても分かりやすいものに設定することが重要。

  • また、記述内容をできるだけ減らし、サイトを軽くすることを心がける


ということで、これはコーダーである自分が感じたものですが、他の職種や立場でも活きる話かなと思うのでご紹介。

先ほどお話ししたように、コミュニケーションは大切な仕事の一つです。

その上で気をつけなければいけないことは多々ありますが、その中でも「読んだ人がどう思うか」を考えるのは大切なことです。

この書き方で誤解が生まれないだろうか...。これだと分かりにくい、管理しにくいのではないか...。

と、常に自分の文章を疑い続けてみるといいコミュニケーションだったり、いい仕事ができると思います。

PHP, Laravelという存在


物件王で使用している言語やフレームワークについてお話しします。

  • 動的でかつシステマチックな記述ができると感じたPHP。

  • htmlなどと比べてより"組み込む"という言葉が当てはまる感覚がある。

  • Laravelの機能を活用し、保守的で効率的なサイトの構築。


以上の3つが大まかな内容です。

詳しく説明しだすととんでもない量になるので、詳しく知りたい方は「PHP」と「Laravel」を検索してみていただければと思いますが、ここで簡単にどんなものかを噛み砕いてお話しします。

⚫️PHP


情報が更新されていくような”動的サイト”と呼ばれるものの構築に優れていて、変数と呼ばれるものを活用して表示させたい内容を配列などで実装させたり管理したりすることに優れています。htmlと違って色々な仕組みを実装することができます。

⚫️Laravel


PHPのフレームワークとして存在し、様々なシステムを実装するのに便利な機能を持っています。

ここで出てきたフレームワークとは、「Webアプリケーションやシステム開発を行う際に必要となる機能や、基本的な骨組みをまとめたもの」です。もう少し噛み砕くとするなら「PHPにとって適切な便利屋さん」みたいな感じなのかなと思います。

少し大雑把かもしれませんが、また後々触れていく内容もありますので、全てではないですが、同じ内容を記載する際に詳しく説明したいと思います。


『代表挨拶ページ』の実務で学んだこと


実際に実務に入ることになった最初の課題で学んだことをお話ししていきます。

基本的な制作する上でのあれこれ


ブランチを正しく活用して制作をしていく

・ブランチは非常に重要な機能です。誤って"Master"にあげてしまったりしてしまうと、まだ公開してはいけない内容を公開することになったりします。

・課題ごとにブランチを作って取り組み、管理すれば自分の作業内容もわかりやすくなります。未完了な作業をブランチを分けずに行うと、公開されているサイトにエラーが発生してしまうなんてことにもなりかねません。

・また、誰が見返してもコメントなどで"何をしたのかがわかるように"記録を残しておくことで作業も効率的になりますし、迷ってしんどい目に逢う事もなくなります。

プルとマージは慎重に確認して行う

・作業内容によって様々な条件があります。あらかた操作し終わったら、指差し確認をするくらいのイメージで一つ一つチェックすることが大切です。

・もしミスしたらそんな丁寧な確認作業よりもめんどくさいことになるのできちんとしましょう。

ブラウザの検証ツールを用いて作業する

・PhpStorm内のプロジェクトに関しては慣れてくればわかるかもしれませんが、特に最初の内はわからないことだらけだと思うので、検証ツールや検索を活用してどこで作動しているのか、どの記述がそれに値するのかを確認して作業を始めるといいです。

・変数の名前などもあべこべな暗号なことはそうそう無いので、読み取って辿って行ったり参考サイトから探すのも手です。

課題内容を噛み砕いて理解する

・課題が割り振られる際は、内容に「実現したいこと」が書かれています。今回の課題を例にすると、「代表挨拶を入れてほしい」という内容で情報などが渡されていて対応する形です。そのため、極端に言うと"代表挨拶の文章と画像などの挿入"をすれば完了です。
しかし、実際に入れてみてどう見えるでしょうか?行間が詰め詰めだったり画像サイズが小さすぎたり大きすぎたりしてませんか?それらも加味して作業を行う必要があります。
どんな課題でも最終的に届けるのは専門的知識や事前情報のない一般的なユーザーです。そのサイトを見て初めて情報を得るわけですからね。なのでそんな人たちに分かりやすい形で届けるのもコーダーの役割というわけです。

・以上を踏まえて、課題として提示されていることによって考えられる調整事項やエラーが出ないかなども予測して取りかかれるとなお良いと思います。

テキストでの伝え方


主にテキストツールでのやり取り。改めての内容だが重要だと思ったのでまとめます。

まずは軽く挨拶を

要件だけ伝えて「〜〜がこうですが...」とだけだと冷たく感じたりすると思うし、一緒に仕事をしているというよりは他人任せな感じが出るかなと思った。

要件をまとめて伝わりやすく

結局何が聞きたいのか、何の話かがわからないといけないのでそういった結論を初めに持ってきてその後の文も簡略化する。

細かい話が必要な場合などは文章だけだと伝わり切らないことが多いと思うので別の方法でコンタクトを取ったり、画像や動画などを活用すると良い。

言葉遣いや絵文字などでコミュニケーションを大切に

相手はChatGPTでもない"人"であることと、人は十人十色。端的にいってくれた方がいいという人や、反対に、繊細な人もいることを忘れず、伝えるべきことはしっかりと伝えられるコミュニケーション力が大切。

 

次に挙げられるのは社内文章の書き方。社内文章、社内マニュアルは社員が作成したものを全員で共有し閲覧できるものなので、また伝え方が大きく違います。

今回触れるのは、マニュアルにおいて、どんな書き方が好ましいかということ。

PHPなどのまとめは、情報がたくさんになるので、次のような工夫を考えました。

・簡単な導入と結論を最初に持ってきて、何のことを書いているのかがわかりやすいような文章構成にする。

・情報を見やすくするためには、箇条書きにし、詳細は読みたい人が読めるようにまとめる。(色や文字の太さで組織分けや内容を表現していたが、それらは大分デザイン的な表現だった。)

・セクションを明確に分けるようにした。最初から最後まで読むことを前提に作らない。こ(「ここのやり方がわからない」という人からしたら手間がかかるので)

仕事を通してこのようなことを学びながら、日々工夫をしています。が、この内容に関しては毎月加わっていく知識や経験があると思うので都度掲載していく内容になりそうです。

人とのコミュニケーション


人とのコミュニケーションについてですが、ここでいうコミュニケーションは「仕事をする上でのコミュニケーション」です。

相手のさらに先を考える


業務間でやり取りをしていた際に浮かび上がった内容。

どの状況のどの人が見ても好感触になるようにコミュニケーションを図らないといけないのです。主に文章の話ですが。

例えば、「◯◯さんの設定だと自分の環境ではうまくいかなかったのですが、△△さんのお陰で完了できました!ありがとうございます!」とチャットなどでやり取りをしたとします。

△△さんからしてみれば「おっ!提案してよかった!喜んでくれてそう」となるが、◯◯さん視点に立つと、「俺のやり方では上手くいかなかったか、申し訳ない。」となります。

が、当事者からしたらそんな気は一切なく、「◯◯さんとは少し環境が違ってそれも加味して考えていきたいな」なんて気持ちがこもっており、◯◯さんのことを何ならありがたく思っているのに、申し訳なくさせているということ。

正直、自分だと「△△さんのやり方で、上手くいったんだ!よかった!どんなやり方だろう?気になるから聞いてみよう」とさらにプラスに働くと思ったのです。

だが、そうじゃない人だったり第三者から見たりすると「あれ、◯◯さんのことを軽蔑してる?」なんて捉える人もいるのかもしれません。

ですから、そこまで考えて慎重にやり取りしていかないと、変な誤解が生まれる可能性があります。

相手のことを知る


あとはこれです。相手のことを知るとコミュニケーションしやすくなる。

特に僕の所属しているチームは全く会わないため、オンライン上でコミュニケーションを取っています。

その場合、表情や肌感なども伝わらないため「あれ、嫌われている?避けられている?」と謎の被害妄想や自己嫌悪に陥ったりする場合があります。

仕事となると硬くなってしまったり、「尊厳と誇りを守り、格式高くコミュニケーションしなさい」と言われてしまったりするかもしれませんね。

新入社員研修でも学びましたが、そういった考え方などは間違ってはいませんが、固執し過ぎてしまったり考え過ぎてしまうとかえって業務に支障をきたします。

要らぬ社会的プライドのせいで会社に不破が生まれることになる。これは新人から上長に対してだけに関係する話ではなく、その逆も然りです。

「新人だけどなんか怒ってる?不満がある?しかも言えないような?」なんていうふうに変なイメージがついてしまうと、誤解が深まってしまうこともあります。

ほんとにしんどかったり病んでいたりする場合が多かったりするし、そういう時に相談できる仕事仲間、同僚がいた方が仕事も効率的に回るでしょう。

なので、普段のMTGでも雑談などで相手のことを知るのが大切。

だが、"あまり話さない"、"話すのが苦手"というのも立派なコミュニケーションであることも忘れてはいけません。

もちろん、話さなきゃわかんないよ!というのが本音である人もいると思うかもしれません。しかし、苦手な人が無理して発したその言葉が心からの本心であるとは限らない。

話すのがしんどいのを我慢して変に偽った表現をして伝えて、その言葉だけを受け取ってしまったら本当のコミュニケーションではなくなってしまいます。

話したくないというのもコミュニケーション。だから、コミュニケーションは難しいのです。

だが、苦手側の人間も、無理はせず伝える方法はないだろうかと考えたり、必要最低限話して伝えたいことを伝えれるようにするにはどうするか考える必要があります。

コミュニケーションはお互いが寄り添わないといけないからですね。

ですから、総じて"時間"というのが必要なのだと思います。したがって、お互いに思いやることを業務内容としてもおかしくはないんじゃないでしょうか。

そのくらい向き合うと、理解しきれなくても受諾したり妥協することができるのではないでしょうか。

あとがき


と言うことで、初号である今回はいかがだったでしょうか?

同じような内容でも新しく気づいたことなどは今後のまとめで記載していこうと思います。

また、これは"資料"と言うよりかは"記録"として残していきたいと思います。

加えて、仕事資料的なものはそれぞれまとめて行って、それについて触れていく形で紹介していきたいと思います。

さて、ここまでの所感としては「新しいことの連続 + 違う世界」と言う感覚が強かったです。

自分はデザインやアート出身の人間ですし、今までの仕事経験もデザイン事務所などだったので物件王のような現場はほんとに初めてです。

ですから、そもそもの取り組み方や組織にだいぶ違いがあるなと感じました。

ただ、物件王は、組織力が圧倒的に強いなと思いました。

そのため新鮮な感覚がとても強く、もちろん苦悩もありますが、いわゆる成長痛みたいなものだと実感もしています。

もちろん悩みなく快調に進んでいく方が安心感はあると思いますが、そんなのが簡単にできるなんてのは到底無理な話ですし、失敗したり、結局自力で解決できなかったりすると落ち込みますが、経験値としては美味しいのも美味しいので。

なので仕事でもゲームでもそうですが、挑戦して失敗して考えてを繰り返すことを心がけたいです。

時間は有限だからこそ自分の可能性を広げて将来的に視野が広がるようになればいいなと考えています。

長々と自分語りしましたが、こう言う考え方って何となくですが経験を積むと薄れていくものかな?なんて思います。考え方や意見を柔軟にできなかったりすると進んでいく時代に追いつけませんから。

今後もあとがきはより読み物として、そして自分の再認識としても少しこんな話を盛り込めればなと。

それでは次号でお会いしましょう。