はじめに

「利益率の低さと季節による売上の波に悩まされていました」と当時を振り返る近藤社長。
建材業からの脱却を図り、未知の不動産業に挑戦した。
「物件王との出会いが、自分たちのやり方を貫きながら新しいビジネスを成功させる鍵でした」と語る。
わずか2年で年商3倍、粗利率2倍を達成し、地域No.1の不動産リフォーム会社へと変貌を遂げた奇跡の物語に迫る。

まず、物件王のサービスを導入される前の状況をお聞かせください。

はい。もともと当社は建材業が中心で、リフォームは売上の2～3割程度でした。
正直、このままでは会社の未来が見えないという状況でしたね。
リフォームは季節による売上の波も大きくて、年末は駆け込み需要で忙しいんですが、年明けはほとんど電話も鳴らないという状態でした。
利益率も20%前半で、このままじゃマズイなと感じていました。

そんな中、物件王のサービスを知ったきっかけは？

実は、現会長（当時の社長）からの一言がきっかけだったんです。
『不動産とリフォームは相性がいいらしいよ』って。
それで、物件王の説明会に行ってみたんです。
そこで出会ったのが、物件王の現代表であるの藤井さんと加賀爪さん（株式会社ダンドリワーク代表）でした。
彼らの熱意と論理的な説明に、もう圧倒されましたね。
特に印象的だったのが、『リフォームの粗利は不動産経由なら40～50%も取れる』という話。
当時20%ちょっとしか取れてなかった我々にとっては、夢のような数字でした。

具体的にどのようなサービスを導入されたのでしょうか？

不動産仲介業の支援が中心ですが、それに付随する顧客管理システムやホームページの制作・運用支援も含まれています。
また、定期的な営業研修やサポートも受けられるんです。特に良かったのは、他の加盟店とのネットワークですね。
困ったときにチャットワークで質問すると、すぐに誰かが答えてくれる。この横のつながりが本当に心強いです。

導入後、どのような変化がありましたか？

まず、事業構造が大きく変わりました。
それは物件王どうこうではなく、もともと既定路線だったのですが、建材業中心だった我々が、リフォームと不動産仲介にシフトチェンジしました。
不動産を始めてリフォームの営業のやり方も変わりましたね。物件王では『川上で顧客を捕まえる』というコンセプトを教わったんです。
つまり、不動産の購入を検討している段階からお客様との接点を密に持つんです。
第一印象が肝心な不動産営業を経験することで、その意識がリフォーム営業にも活きてきました。
利益率も大幅に改善しました。リフォームだけでも30%を超えるようになりましたし、不動産経由のリフォームを含めるともっと高くなります。
季節変動も緩和されましたね。
何より、お客様のことをより深く理解しようという姿勢が社内に根付いたのが大きいです。

具体的にどのようなメリットを感じていますか？

まず、ワンストップでサービスを提供できるようになったことですね。
お客様が物件を見に来られたその日のうちに、リフォームの提案までできるんです。
また、ローンの事前審査情報を把握していることで、お客様の予算に合わせた的確な提案ができるようになりました。
これはお客様にとっても、我々にとってもWin-Winの関係だと思います。

今後の展望をお聞かせください。

現在、人材の採用と育成に力を入れています。
とりあえず将来的に不動産営業1名、リフォーム営業2名の採用を目指しています。
年内*にはどちらか1名は採用したいと思っています。
また、昨年からエコキュート取替え事業を始めたので、これをもっと伸ばしていきたいですね。
ただ、規模を大きくすることが目的ではありません。お客様も社員も幸せになれる、そんな会社を目指しています。
*2024年現在

最後に、物件王へのメッセージをお願いします。

物件王との関係は、まさに二人三脚です。正直、物件王がなければ、今の我々はないと思います。
ただ、最近はサポート体制が少し変わってきて、誰に相談していいか分からないこともあります。
担当者を明確にしてもらえると嬉しいですね。でも、これは『もっと良くなってほしい』という思いからの意見です。
本当に感謝しています。