プロト更新と師走編 〜駆け出しエンジニアの成長記録〜

近藤 嗣春 近藤 嗣春
WEBプロダクション・コーダー
公開日:2025/01/30
時が過ぎるのは早いもので、2024年最後の月のお話になりました。

色々なことがあった月でもあり、自分の成長のきっかけもあったので、そのお話もしていきたいと思います。


更新課題の対応のお話


前回も触れたこのお話。

簡単におさらいすると、

・物件王の不動産サイトは「プロト」と呼ばれる基盤となるサイトから作られている。

・「プロト」にはバージョンがあり各不動産サイトは制作されたバージョンが指定されている。

・今回は指定の不動産サイトのバージョン更新の対応。

・各記述を更新バージョンの書き方に修正。

・表示する内容もバージョンに合わせて一部変更。

・更新対応後、問題なくサイトが動くように調整する。

こんな対応をしていました。

今回は前回は触れなかったもう少し詳しいお話をしていきます。

 

記述を変更しているときに直面したこと


先ほどお話ししたように、更新バージョンは旧バージョンよりも利便性のある記述になっていたり、旧バージョンで不具合があった内容などを変えています。

なので、今回気をつける点として以下のようなものがありました。

・サイトに表示されている内容やデザインが崩れないようにする。

・情報を処理する実装でエラーが出ないようにする。

・固有サイトに合わせた記述でプロトにはない記述もあるため、それらの処理の妨げにならないようにする。

大きくこの三つでした。

ただ初めは見よう見まねな形で作業していたので、記述は全て更新完了できたけれどサイトがうまく動かないことがずっと続きました。

 

苦労したお話


CSSなどの変更も一部あったので、ローカル環境を見ながら作業していました。

大体は上手くいくのですが、マップと物件検索の箇所は謎にデザインが崩れたり検索が上手くいかなかったりと、てんやわんやでした。

こうなった理由としては先ほどもお話しした「記述は全て更新完了」という行為。

記述は参考を見ながら作業していましたが、気をつけるべき点である「処理の妨げ」となるものも含まれており慎重に更新する必要がありました。しかし、そのまま更新してしまったことが原因で上手くいきませんでした。

そのため作業の中盤で一度、更新前に戻して対応し直すことになりました。

この時点から「どこがどうなってしまったんだ?」という状態でした。

変更履歴は閲覧することができ、元の状態に戻すことも可能です。しかし、変更したり戻したりを繰り返しているうちに、かえって混乱していました。

あとは、対応サイトの内容を崩さずに反映させることも困難でした。

元々の記述が逆に障害になってしまい、「この記述をするならコレが必要だけど、コレは必要じゃないな」といった複雑さが、初心者の自分にとっては混乱したポイントでした。

 

修正した内容による弊害


また、修正したときに気をつけるべきことも学びました。

「修正内容によっては一部、表示が正しいものから誤ったものに変更されている可能性がある」ということです。

例えば検索のページを変更し、そのページは問題なく作動したとします。修正としては完了ですが、ページを変更する前は閲覧できていた物件一覧が変更後に閲覧できなくなるといったケースがあります。

念のため確認はしていましたが、見落としも多くてミスに繋がったのだと思います。

 

学び、成長したお話


前述した内容からたくさん学びと成長を得ることができました。




まずは、サイトの構造。

以前、新規サイトのコーディング課題でほとんど理解できたとお話ししましたが、そこからより解像度が上がりました。

どのファイルがどんな役割でどこにあるかの理解度は高くなったと思います。

特に更新課題は大量のディレクトリを触るのでいい経験になりました。




次にエラーの対応。

これも自力で出来るようになってきました。Phpを記述するアプリケーション内でフレームワークのログ(記録)を見れる場所があり、そこでは「どこでどんなエラーが出たか」がわかります。

エラーと格闘する時間は多かったと思いますが、ほぼ自力で行うことが出来て達成感が得られました。




次はステージング環境で確認することです。

対応作業は、ローカル環境で構築したページを見ながら行います。

先述したエラーのログは、このローカル環境でのエラーを表示してくれます。

各項目を入念にチェックしながら作業していましたが、ステージング環境で初めて出るエラーもありました。

もちろん、ステージング環境での確認を怠っていたわけではありませんが、自分の作業した箇所にしか注意できていなかったと、振り返ってみて思います。

ページを表示させる対応をした場合、ちゃんとページが閲覧できるか、デザインの崩れが無いかだけを見ていました。一見問題なさそうな確認ですが、この確認方法では見落としが多くありました。

例えば、ページに表示されている物件件数が実際と違ったり、物件エリアの指定が想定とは異なった動作になっていたりしました。

ローカル環境では問題無くてもステージングでは変化がある場合も多いため、ステージング環境での確認がいかに大切で、どのように確認すると良いかが徐々に掴めてきました。

何事も確認は大事ですが、確認する内容も確認しないといけないと改めて感じました。




最後にできるだけサイトに反映する行為を減らすというお話をします。

先述したように、一度自分の作業を見直す作業に入りました。

こういう見直しは多分、慣れてきても必要だと思います。今回の対応では、複数回反映してはまた直し、反映してはまた直し...と繰り返したので変更履歴がとんでもないことになっていて、どこをどう直したかを読解するのがとても困難でかなり時間を使いました。

そのため、課題毎に分けて出来るだけローカル環境でまとめて変更し反映させ、更に修正が必要な箇所を変更していく方法を心がけたいなと思いました。

どの部分を、いつどのように変えたかという情報が、同じ日に作業したことでもわからなくなることもあったため、混乱しないように気をつけながら作業したいと思います。

以上で更新課題は一旦終了です。

引き続き他のサイトも対応していきますが、それはまた次号でお話します。

 

オウンドメディア記事のお話


今みなさんが読んでいるこの記事の原稿と校正もたくさん行いました。

文章を書くことは好きですが得意なわけではないので、本当に日々四苦八苦しながら書いています。

毎回、書きたいことと書くべきことを精査しながら読みやすい構成を考えます。

他にも、「この文を見た人はどんなことを思うんだろう?」と、ペルソナを考えながら書いていると、何度も考えては書き直したり、セクションごと没にしたりしています。

そう思うと小説家とか、参考書を書く人って偉大だなと思いました。

個人的にブログとかも初めてみたいのですが、なかなか重い腰が上がらない日々です(_ _)。

接客業の仕事は日常生活と密接な点も多く、何となく皆さん想像ができるんじゃないかなと思います。

特に僕は学生時代は飲食店ばっかりバイトしていたのでそういう感覚があります。

ただ、エンジニアという技術職はかなりマニアックな内容です。仕事をしていると専門用語をたくさん使うため、この記事でもつい専門用語を書きたくなるのですが、読者が置いてけぼりにならないように気をつけなければなりません。

エンジニアとしてではなく、僕という一人の人間としてこの記事をお届けしたいなと思っているからこそ、そこの塩梅は難しいです。

職業によって見える景色がガラッと変わる社会ですから、お互いが全てを分かり合えることは一生ないと思っています。

これは仕事だけでなく、性格や精神的な部分もそうです。全てを分かり合えなくても少し繋がればいいなって思っています。

この記事を読んで大きく変わることはなくとも、何かが少しでも変われば良いなと考えながら毎回書いております。

知見が広がることはいいことですし、自分の書きたいことをこれからも書いていきたいと思います。

このお話、毎回している気がするような...。

 

自分と向き合う


さて、いきなり重めなタイトルですが、できるだけライトにお話しします。

少し個人的な話になりますが、2024年は本当に色々なことがありました。

年明け早々気分が優れなかったり、いろんな行事ごとや諸事情であちこち飛び回ったりしていました。

4月には物件王へ入社し社会人となったことも僕にとっては大きな変化だったので、生活習慣が天変地異レベルで変わったと感じています。

 

昔話


前も話したような話していないような気がしますが、自分はデザインの学校に通っていました。

世間的にデザイナーがどんなイメージかわかりませんが、自分がインターンに行っていた会社は完全に昼夜逆転な感じでした。始業はみんな自由で、大体お昼の3時ごろにクリエイターが事務所に集まり始める...といった環境でした。

統計的には、決まった時間に働くデザイナーの方も多いと思いますが自分の境遇はそんな感じでした。

朝9時は早朝の世界なのでインターンの時も「え、9時!?お昼からでもいいよ?」って言われることがほとんどでした。

高校時代は朝9時に学校へ行くことが普通だったので「おぉ〜こういう世界か〜」ってなってました。

専門学校は一応カリキュラムがあるため朝9時から授業の日もありました。でも朝から動くひとが少なく、基本お昼から学校へ行くことが多かったです。

ここだけの話ですが、朝の一限目の時点ではクラスメイトが半分ほどしかおらず、だんだん増えていくというのがいつもの流れでした。懐かしいです。

 

12月末の悲劇


さて、そんな学生時代でしたが今の生活は定時があります。同期ともよく話していますが、「毎日朝に起きれてるのは奇跡だよね」って感覚が未だに抜けていません。

そんな感じで頑張っていましたが、12月末にちょっと体調を崩して、ガタガタっとなってしまいました。

春頃は「気を引き締めなきゃ!」という気持ちで頑張っていましたが、今回はかなり虚無というか自分でも自身の体がよくわからない状態になっていました。

こういう時はどうするのが一番いいのかなと日々考えているのですがまぁ難しい。

とにかく2024年は色々ありすぎて、多分この情報量を超えるのは後にも先にもないかもしれないと思いました。

ただ、そんな2024年も終わり新しい年が始まって、いい感じにデトックスもできた年末年始でした。

ですから今年の目標の一つとして「自分自身の理解度を高める」をしていきたいです。

これは一朝一夕で済むことではないのでゆっくり進んでいきたいです。

またこの場でいろんなお話ができればいいなって思いますし、「こんな人間でも生きているんだぞ」っていう指標みたいになればいいなって思います。

 

出社のお話


今回の記事が終わりそうな気配がしてましたが、まだあります。

最後に少しお仕事の話をしたいと思います。

自分は今、週2回出社しています。仕事の内容的にはほぼリモートな環境ですが、定期的に出社をする中でのお話。

僕の同期は2人います。

自分含め、随分キャラの濃い3人です。でも、実は同期と話すことはそれほど多くありません。不仲だからではなく部署が違うため休憩中くらいしか話すタイミングがないからです。ですから、雑談やお互いの悩み話もこの定期的な出社でしかできないのです。

以前は新入社員研修へ一緒に参加する際にコミュニケーションを取っていたのですが、研修がなくなってしまった今、少し寂しいんですよね。

今は出社していても中々話せない時が多いですが、多少なりとも顔を合わせることができているのは嬉しいです。

でも個人的にはもう少しリラックスしているときにゆっくり話したいななんて思いますね。

逆に、出社した時は他の先輩と話すことの方が多いです。

色々な話をしてコミュニケーションをリアルで取れるのはいいことだなって思います。

そして、日本の天気はできるだけ寒暖差をなくして、体調に支障がないようにして欲しいです。

特に低気圧さんには宇宙の遥か彼方へ飛んでっていただければと思う所存で毎週出社しています。

みなさんも出社する際は低気圧を恨みながらで。

 

あとがき


以上で今回のお話は終わりです。

結構な文章量を書いていますが、まぁまぁ没にしたりしてます。

でも、「書きたいこと」と「書くべきこと」と「残しておくべきこと」を大切に書いているので読んでいただけると嬉しいです。

対応していた業務が作業すぎて「こんな経験でこうなった!」みたいな話は少なかったですが、違う方向でお話する回があっても良いかなと思い書きました。

最近寒すぎるので、できるだけ寒暖差がないように服装など工夫したいですね。

寒暖差が一番厄介なので。

あとは生きてるだけで偉いので、そんな感じで2025年もほんのり頑張っていきましょう。