コーダーとしての成長痛編 〜駆け出しエンジニアの成長記録〜

近藤 嗣春 近藤 嗣春
WEBプロダクション・コーダー
公開日:2025/02/27

まえがき


みなさまお疲れ様です。

今回の記事は少しアップが遅れてしまいました。

年明けから個人の活動もスタートし、物件王の仕事も少しステップアップした内容になってきて改めて両立を頑張っているところです。

寒波がきていますが、体調管理に気をつけて頑張っていきましょう(^_−)−☆


年明けのお話


年末年始、地元で過ごしておりました。

休暇前にフィードバックとして言われたことがあって、「休み明けに仕事の続き思い出すことできないから何かしらわかりやすい形で残しておくといいよ」というふうに言われました。おかげで仕事始めを結構スムーズに始めることができました。

やったことはまず"仕事用のPCを何もなければ触らない"ってことと、TODOをGoogleカレンダーに適当に記載しておきました。休み明けにPCを開くと前の作業の状態でそのまま続きをやっていけたので、必要以上に触らないのっていいかも。

在宅業務だったので充電器は差しっぱなしでしたけど、差してなかったら放電で電源切れたりするのでそれには気をつけたいですね。

また、社会人としての初めての年明けでもあったので「これが年末年始かぁ...」って言う感覚もありました。

みなさんはどんな日々を過ごしましたか?

普段仕事や勉強をほぼ欠かさずやっていると結構頭パンクしがちなので、こういう休みの時は一切考えずに遊ぶのが大事ですよね。

僕は三が日過ぎた後、岐阜県に行ってきました。中山道っていう歴史の道があるんですが、それが好きで、デジタルデトックスがてらドライブしながら旅していました。

更新課題の続きのお話


前回の記事で触れていたプロト更新課題の続きのお話です。

前回までに触れていたサイトの他にも対象のサイトがあり、その対応をしていました。どうやらこの話題はもう少しお付き合いいただきそうな感じです。

 

苦しめられたこと


さて、作業するぞ〜と年明け早々意気込んでいつも通りに環境構築などしようとすると...ん?

なんか、動かない。

コーディングをするときは自分のローカル環境で確認しながらできるように整えるんですが、それに使うツールの一つが動かないんです。

しかも、ただバグってるのかと思ったら「このアプリケーションを開くとPCが破損します」とか言われる始末。急にそんなこと言われてもという具合に困り果てました。

調べたらどうやら最新バージョンとMacとの相性が悪いみたいで、誤った表示と認識になり今回のような事が起きるのだとか。勘弁してくれ〜ってなりました。

結果的には同僚の方と一緒に解決できたのですが、PCを使用して仕事(特に技術職)をしていると、たまにこういうことがあるので困ります。

 

対応の続き


ということで無事アプリも使えるようになり、作業を進めていきます。とは言っても、すでに対応していた内容の続きなのでひたすら作業...という感じでした。

ただ、若干サイトの仕様が異なるためその点に注意しながら作業していました。

特に指定のエリアで検索することができる"マップ"の調整が結構ややこしかったです。以前の記事で触れた新規サイトの制作時に知ったことでもありますが、エリアの指定をして検索するためにある仕組みをうまく動かすため + 他のコードの邪魔にならないようにするのが大変でした。

2月中の対応で進展があるのですが、そのお話はまた次の号で...。

 

新しいメンテナンスのお話


新しいメンテナンスの課題の対応が入りました。

今までのメンテナンスでは"画像を置き換えるだけ"とか、"アイコンを追加"とか、比較的簡単な対応でしたが、今回は少し難しい対応でした。

 

【大まかな課題内容】

検索ページの"広域エリア"という欄を非表示にする。

最終的にはそこまで難しい対応ではありませんでしたが、その対応中にあったことをお話します。

 

対応作業


コード自体の解説などはこの記事ではしないため割愛します。なので、対応中のお話を。

まずはどうやって実装するかというところですが、初めは「言うても簡単そうだな」と思っていました。if文で条件を振り分け、適応する処理をして...と言うふうな流れで作業し、反映させました。

この後、深く触れるのですが、今簡単にお話した内容では「表示させなければならない要素」まで非表示になってしまうのでした。

そこで一度考え直して、似たような対応だったり、いろんな参考資料を調べたり、ChatGPTにコードを解説してもらったりして対応を進めていきました。

それにしてもChatGPTは本当にすごいです。パッと打ち込んだ曖昧な質問でも、しっかり返してくれて、コードの解説も丁寧にしてくれて...おかげでこの対応は乗り切れたと言っても過言ではないです。

そんなこんなで最終的な対応は以下のようなことを考えて実装させました。

 

【最終目標】

  • ・指定されたエリアの表示を非表示にし、そのセクション内に選択の要素がない場合はセクションごと非表示にする。

  • ・表示するべきエリアが存在する場合はそのエリアのみ表示されるようにする。

  • ※今回は表示したいエリアを"A"、非表示を"B"とします。


1. 「検索するための"データ(A,Bどちらも含まれた)"取得する処理」が元は全体の処理の途中で行われていたが、それを全体の始めの処理として実装するためにコードをカスタムし記述する。

2. その処理の一環で「Bのみ処理をしない」ようなコードを実装する

3. 表示、非表示ができたら「そもそも表示するデータ(A,Bどちらも含まれた)が空」の場合と「Bしか存在しない=表示するものがない時」にセクションごと非表示にする
 この流れで実装できるよう対応しました。

こういう対応を課題として行うのは初めてだったのでいろんな学びを得ました。

その中で起こった、ある出来事をお話します。

 

失敗


さて、先程少し触れたお話を。初めの対応で上手くいかなかった「表示すべきものも非表示になってしまう」というやつです。

これが起きた原因は、端的にいうと中途半端な対応をしてしまったからでした。

実際、こういった条件によって処理が異なる"条件分岐"と呼ばれる実装が入る場合は"境界値テスト"と呼ばれるものを行わなければなりません。噛み砕いて説明します。

仕様や状況によって条件が異なる処理をする実装を行う際にしなければいけないことはなんだと思いますか?みなさんの身近なこととかで置き換えて考えてみてください。

そう、それぞれのパターンで思い通りに動くかを確認することです。

今回の場合でお話しすると始めの状態としては"非表示にしてほしいエリア"のみ表示されている状態=そのパターンでした。

その状態で消えていることを確認しただけで反映してしまったのです。先ほども軽く触れていましたが改めて整理しましょう。

今回の課題では以下のようなパターンがあります。

 

パターン1

  • ABが両方存在する場合

    Aのみ表示されている状態


パターン2

  • ABの両方存在しない場合

    要素が空なため、セクションごと非表示になっている状態


パターン3

  • Aのみが存在している場合

    通常通り表示されている


パターン4

  • Bのみが存在している場合

    セクションごと非表示になっている状態


 

これらを確認しなければいけませんでしたが、行わなかったのが今回の失敗...というか良くなかった対応でした。

「きっと大丈夫だろう」とか、「これで動くはず」という思いのままで完了させようとしたことと、早く完了させないといけないという焦りが原因だったと思います。

今回の話ではコーディングという観点でしたが、このことはコーディング以外、いや日常生活でも大切なことです。

思い込みとか、確信のない要素を残したままにすることで引き起こる問題は時には取り返しがつかなくなったり、そこまでいかなくとも大きく後悔することになります。

改めて、何をすべきでどうあるべきかを明確化させて自分の中でのルートを整備しておくことが大切だなと学びました。

まだまだ青二歳な社会人ですが、一つ一つ経験して何が大切でその大切さの核にはどんなことがあるのかを知っていきたいです。

そして、せっかく読んでいただいたこの記事で皆さんにもお伝えできればと思います。しくじり先生ってやつですね。

 

行動目標を考えたお話


さて、そんな課題対応の話もこのくらいにして、最後に仕事をする上での大切な目標のお話をします。

詳しいことはお話しできませんが、お話しできることを紹介していきます。

我々の会社では行動目標を設定し評価する制度が存在します。半年ペースで目標を立てて振り返り、評価をして成長していくというものです。

社会人になって一年弱が過ぎ、初めて振り返る時間がやってきました。

 

今までの話


まずは振り返りから。

評価自体は半年周期なので4月とかはカウントされていませんが、ほぼカウントされているようなものとして振り返りました。

社会人一年目にしては結構頑張ったんじゃないかなって思います。この2024年という年は少し個人的な出来事も多くありましたが、とにかく大変な年でした。

学校を卒業し、京都を出て知らない街に住み、社会人になり、個人の活動も本格的になり...といくらなんでも詰め込みすぎな一年でした。

新卒としての成長を考えながら目標などを立て、その中で会社のためにもなるようなことってなんだろうと考え続けながら挑んだ一年でもありました。

普段の業務でもそうですが研修など中々縁の無い出来事が様々あったこともあり学生時代では得られない学びを得ることができました。

初めに立てた行動目標も、いい感じに自分を振り返ることができていますし、結果こうして皆さんに記事をお届けできていることは何よりだなぁ〜と感じています。

ただ、個人的に苦しいことでもありますが、精神的な面に関しては自分でうまくコントロールできない部分もあり直していきたいなと思いつつもこういうものはずっと付き合っていく性分のようなものなので付き合い方を考えていきたいです。

特に冬は本当にしんどい。最近の日本が寒すぎるのも良く無いと思うんですけどね。

自分のような人じゃなくてもしんどいだろうと思うんですが、毎日朝からしっかり動ける人は本当にすごいなって思います。

 

これからの話


そんなこんなで一年弱が過ぎ、業務も慣れてきたことやステップアップしたことが増えてきて新しく目標を立てることになりました。

といっても評価する目標なので数値が出て、かつ人の評価に変換できる内容を考えなければいけません。

自分の志とか、ずっと持ってる目標とはワケが違うので中々悩みましたしそもそもどういう目標が適切なのかもよく分からないので難しかったです。

最終的には先輩と相談して決まりましたが、この類に関しては今後...いや、一生悩む気がします。

とりあえず決めたことは「自分をもっと客観的な視点で見つめ分析したい」というぼんやりとした考えを達成するためのことを設定しました。

自己分析とか自己理解とかって学生時代からずっとしてきましたし、個人活動に関しては毎日行っていますが、どれもこれも「客観"的"に考える」ということでした。

言い換えると、第二者、第三者から見た自分はあまり投影できていないことが多かったのです。

なので、他の人に「今月の私はどんな感じでした?」と聞いてみれば自分でやっていた"自己分析"の解像度が上がりそうだと思ったのです。

結局は自分が決断をし、行動するのも自分なのですが、その判断材料として他の人の意見を交えることができたら素敵ですよね。

少し話が逸れますが、「仕事はできるのになぁ...」っていう人っていますよね。

才能があったり基礎能力が高かったりして重宝されそうな人。でも、あんまりいい印象を抱けない人は、そういう自己分析ができていなかったり、そもそもそういう経験が少なかったりするんじゃないかなと思います。

一人でなんでもできちゃう人あるあるかもしれませんね。どれだけ凄くて自分でやってしまえる人でも、どこかで自分以外の人間と関わることになります。この記事を読んでいるあなたも絶対に他人は避けては通れません。

なので、日々自分を俯瞰して考え、"主観"と"客観"の区別をし使い分けながら何かしらに取り組むと見えてくるものがあるのではないでしょうか。

 

あとがき


ということでいかがでしたでしょうか?

今回の記事はここまで、次回はプロト更新の続きのお話と、さらに学びを得たことについてお話ししていきたいと思います。

年末年始も色々考える時間があって、さらに自分を変える機会ができたんじゃないかなって思います。

個人の活動も約半年ぶりに復活したので、触れることができそうな内容があればここでもお話ししていきます。

それではまた来月お会いしましょう。